三味線とは
三味線は本来、中国より伝来した楽器であるといわれています。 室町時代に中国の「三絃」が琉球へ渡来し「三線」となり、それを日本の楽器として改良、発展させたものが「三味線」です。
三味線の種類
- 太棹三味線・・・津軽三味線、浪曲、義太夫など
- 中棹三味線・・・民謡、地歌、常磐津、清元節、小唄など
- 細棹三味線・・・長唄など
小唄とは
江戸時代末期に、長唄などの劇場音楽を、一般庶民が自分で歌って楽しんだのが端唄ですが、小唄はそこから派生したもので、清元お葉によって創始されました。 その特徴は、早間拍子の三味線を主とし、唄も軽妙洒脱な唄い方で、当時の江戸で大流行しました。
小唄の三味線の特徴
三味線は基本的には撥(ばち)を用い演奏しますが、小唄では、爪弾き(つめびき)といい、指で(爪ではなく肉の部分で)弦を弾いて演奏します。